できごと
脳が疲労困憊(ひろうこんぱい)
先日、久しぶりにある資格の試験勉強をしました。といっても、いつものようにバタバタしてて、じっくりと腰を落ち着けてじっくり勉強する間もなく(というよりも試験勉強の優先順位をあげないまま)前日となり、前日から当日までに約12時間だけ、勉強しました。
結果はさておき、ベストは尽くしました。学生時代から短期集中型(というより切羽詰まるまで取りかからない型)で、持続力よりは集中力に自信がある方です。今回も、ほぼ1時間半くらいずつのユニットで、超がつくレベルの集中ができました。(飽き性でもあるので、これ以上の連続集中はできないのです)
しかし、ここからが今までと違うところ、集中12時間程度で脳が疲労困憊してしまったのです。
これまでは、1週間くらい一気に超集中で取り組んでも、翌日にはまた同レベルの集中力を発揮できました。今回は脳の疲れが取れるのに3日くらいかかった気がします。
5月の連休以降、まともに休んでいなかったから脳も疲れがたまっていたのでしょうか、それともこれも年齢を重ねたせいなのでしょうか?
いずれにせよ、脳もたまにはゆっくり休ませた方がいいようです。
緊張の対処法
昨年度からある事業の審査会の委員になっています。そして、昨日と今日審査員をつとめました。書類審査は事前に終わり、今日はプレゼンテーション審査でした。プレゼンテーションが10分間質疑応答が10分間、計20分です。
プレゼンテーションというのはとても緊張しますね。私も昔から色々な場面で、プレゼンテーションをする機会があります。実は、20歳代の後半だったと思いますが、某コンピューターメーカーの主催事業で、プレゼンテーションコンテストに出たこともあります。この時は、九州大会で優勝し、全国大会では4位(3位まではハワイ旅行。。。残念!)でした。
もう、20年以上何かにつけて行ってきたのにも関わらず、今でもやはり緊張します。
どうして緊張するんだろう、と考えると、一つにはプレゼンテーションは短い時間であるということ、もう一つは、相手がYES/NOを決めるための情報を提供する貴重な機会であるということ、が思いつきます。
普段通りであればうまく伝えられるのに、緊張の度合いが必要以上に高くなると持っている力の半分も発揮できなくなってしまいます。そこで、私なりの緊張対処法を3つご紹介します。
1.緊張している状態(身体の反応)をちゃんと認める。たとえば「ちょっと、手が震えてるな」とか「脇に汗かいてるな」とか「顔が熱くなってきているな」とか。そして一度認めたら、そのことはもう考えない。
2.目の前のお客様や審査員の一人一人と一度ずつ目を合わせる。
3.事前に150%以上の準備する。そして「今日この場でこれ以上何かできることがあるだろうか?」「いや、準備にはできることのベストを尽くしてきた。あとは、それをそのまま話すだけだ」と自問自答する。
適度な緊張感は良いのだけれど、過度な緊張を避けるためにこんな対処をしています。
戦略?!-電化製品の試用ができる女性専用のホテルの部屋
出張でビジネスホテルに泊まるとき、よく女性専用のお部屋もご用意できますが、と言われます。ホテルによっては別料金が必要ですが、先日泊まった新橋のホテルコムズは別料金不要でした。
何が女性専用なのかというと、化粧水や洗顔料のようなお泊まりセットが置いてあるのは言うまでも無く、美顔器などが部屋にセットしてあるというのが大きな違いです。
ホテルコムズには、スチームのフットマッサージ器・マイナスイオンのヘアドライアー・スチーム式アイロン・スチームの出る美顔器や金属の棒みたいなフェイスマッサージ器が置いてあります。おまけにおしゃれなマッサージチェアまでありました。
出張なので、ホテルに長い時間滞在するわけでなく、色々試してみたいけどほとんど使ってみたことがありません。しかし、今回これは欲しいと思ったのは、スチームのアイロン(名前はよくわかりませんが、ハンガーに掛けたまま上着などのしわが伸ばせるという、よくCMで見かけるあれ)です。
麻混のスーツをバッグに入れて持っていったのですが、案の定袖のところにしわができていましたが、このアイロンのおかげで翌日には気持ちよく着られました。家に帰ったら買おう!と思った商品です。
そう思った瞬間に気づいたんです、そうかぁ女性専用の部屋は、こうやって試用させて購買意欲をかきたてる目的で、電化製品を置いてある戦略的な部屋なんだなぁ、と。そして、買いたいと思う商品があったということは、この戦略も功を奏しているということなのでしょう。
苦手を意識
昨夜はお世話になっているとあるクライアントさん2人と弊社から3人参加しての懇親会でした。
とても楽しく会話が弾む中、少し難しい仕事の話へ・・・
話が堂々巡りし始めたころ、弊社社長から「うちの大坪からもお話ししたいことがありそうですよ」と一言。
突然のムチャ振り!! に、「ぜひ、ご意見を伺わせてください」とクライアントさんから。
高い高いハードルに、勇猛果敢に正面突破を試みましたが、簡単な内容ではない上にアルコールも入って、結局何が言いたいのかよく解らない、ということになってしまいました。
自分自身いろいろ考えて改めた方が良い点はいくつかあるのですが、一夜明けて、早朝からの勉強(研修)で気付いたのは
「相手が何を求めているか?」に焦点が当たっていなかったということ。
自分で勝手に、「相手は解決策が欲しいのだろう」と思い込んでしまっていたようです。
実際がどうだったのかを測る術はないのですが、おそらく昨夜のあの場で求められていたのは
「解決策」ではなかったように思えてなりません。。
『相手のニーズ,ウォンツ』をとらえること
普段から苦手(あまり意識できてない)と思っているところですが、再認識しました。
もっともっと意識して、実践して、意識しなくても自然とできるようになる。
取り組む課題がまた一つ見えました
方向指示器とブレーキ
車を運転していて気になるのが、ブレーキを踏んでしばらくしてから(曲がる直前に)方向指示器を出す運転手。「あっぶないなー、順番逆でしょ!」と思わず独りごちてしまいます。
こういう人って、人生の選択の時ももしかしたら同じようにするのかなぁ?!
人生の岐路の直前まで方向を決めずにブレーキ踏んで、止まりかけてからどっちに進もうか考える。。。これじゃ、なかなか自分の望むような目的地には着けないんじゃないかなぁ。
できたら運転も人生も、できるだけ早めに選択肢はいくつあってどんなものがあるのか調べたうえで、方向を定め、そして岐路に近づくころには、迷わず次に向かう方向へハンドルを切れる、そんなふうでありたいものです。
就業力という言葉について
5月7日土曜に「就業力を高める親になる講座」プレワークショップを開催しました。
就業力とは、コトバンクによると『学生が自分に合った仕事を見つける能力を「就業力」といいます。2010年2月に改正され、11年度から施行される大学設置基準では、「学生が卒業後自らの素質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力」を就業力と定義し、大学にキャリア教育の実施を義務づけています。』
私たちが就職活動支援をおこなっている中で、企業の求める能力と、求職者が就職のために高めたいと思う能力の間に一部ミスマッチがあると感じています。
それが、「ヒューマンスキル」と言われる部分ですが、コミュニケーション能力、積極的に行動する力、物事を整理して考える力などです。もちろん、パソコンスキル、介護、経理といったテクニカルスキルも大切です。同時に、ヒューマンスキルも身につけていないと、企業が求める人材とみなされないわけです。
加えて、自分自身を理解できる力、自分はどんな人生を歩んでいきたいのか、自分にとっての幸せとは何なのかなどの将来を描ける力、また、今よりもっと求められる人、求められ続ける人となるために行動する力など、すべてをひっくるめて就業力という捉え方をしています。
ですから就業力は、就職のための書類の書き方、面接の受け方などをひっくるめた、総合的な力ということになります。
この就業力を高めるのは、とても困難で時間を要します。だからこそ「環境としての親」の取り組みが重要になってくるわけです。
“初めてのこと”をやってみるということ
4月20日 鹿児島女子短期大学で就職支援の講座の講師をつとめてまいりました。
この日は新2年生が就職のための体験実習を学内で実施される日でした。事前の資料の確認から、当日の案内、講座のパソコンなどの用意、写真撮影など、あらゆるシーンで実践的な練習をされていました。
そのお礼状をいただいたので、左に掲載させていただきました。とてもきれいな字で丁寧に書かれた文字にビックリ!また文章がとてもしっかり書かれていることにまたまたビックリでした。
私たちは、もう数え切れないほどの回数、お客様に電話をかけ、ご案内をし、お茶を出し、そしてお見送りもしてきました。
だから、これらのことができて当たり前になってしまっているのですが、今回のように”初めて”ずくめの体験をしている学生さんと一緒に時間を過ごすと、そういえば初めての頃があったなぁと思いだされます。
その日も申し上げたのですが、「たくさんの失敗をしてください、失敗を恐れて何もしないより、ずっと多くのことを身につけることができるでしょう。」ということだと思います。
私たちだって、これからまだまだたくさんの”初めてのこと”に出会うことでしょう。その時に、ついつい「良いところをみせたい」なんて気持ちが先に立って、失敗せずになんとかうまくやり過ごそう、と思ってしまうかもしれません。
失敗しないことも素晴らしいけど、失敗することも同じくらい素晴らしい、だから恐れずに行動してみようよ、と自分に語りかけたできごとでした。
鷹揚(おうよう)な人
昨日、鳳凰高校の校長先生を訪問しました。
いつもAFS活動(国際交流ボランティア)にご協力いただいている御礼とこ、れからもよろしくお願いしますのご挨拶が目的です。
これまでも毎年のように御礼とお願いに伺っているので、もう5回近くお会いしたでしょうか。毎回お会いするたびに、とても心地よい安らぎのような気持ちをいただいています。
この気持ちはどうしてなんだろう、とちょっと考えてみたら、「鷹揚(おうよう)」という言葉が浮かんできました。
ちなみに鷹揚とは、「ゆったりとして落ち着いている様子、また、おおまかで小さなことにこだわらない様子をいう。文字通り、鷹(たか)が空を悠々と飛ぶように、自信に満ちて、おおらかに構えている様子をいう。 (三省堂WEB Dictionaryより)」だそうです。
以前から「鷹揚な人」に憧れていましたが、校長先生は、まさにこの鷹揚さを持っておられるように感じました。そしてそれだけでなく、生徒ひとりひとりに大変深い愛情を持って接しておられるのが、お話を伺っていてよく伝わってきます。
帰り際に玄関まで見送ってくださったのですが、新入生が理科室が分からないと言って焦っていると、わかるように教えておられました。そして、留学生担当の先生もおられたのですが、校長先生とお話しされる雰囲気もリラックスしておられました。
鷹揚さと愛情、このことが安らぎの素なのかもしれないと思います。
この道を選んでよかった、というお便り
新入生向けの講座で講師をつとめた時の受講生の方から、嬉しいお便りをいただきました。
ホームページのURLだけお知らせしていたので、きっとわざわざ住所を調べて送ってくださったのだと思います。
そのはがきに「自分がこの道を歩き続けようと決めたことを改めてよかった!絶対頑張り続けよう!!と思うことができました」と綴られていました。
この講座は新入生のための接遇講座ということだったのですが、同時に、新たな一歩を踏み出した方が、高いモチベーションで前に進めるようにやる気も高めてほしい、というご依頼もあってお引き受けしました。だから、受講生の方にこちらがお伝えしたかったことがきちんと伝わったということも分かり、ほっとしました。
そして 「自分がこの道を歩き続けようと決めたことを改めてよかった!絶対頑張り続けよう!!」という一文を読んで、私もエネルギーをいただき次の仕事に向かう元気が湧いてきました。
なかなかはずせない”思い込み”
高校を卒業したばかりの方たち向けの、接遇マナー講座でのひとこま。
言葉づかいの説明の中で「恐縮ですが」「お手数ですが」などのことばを使いましょう、と説明した後、「恐縮ってどういう意味ですか?」という質問をいただきました。
ちょっと慌ててしまいました。
普段から、講習で使用する言葉で意味が不明確なものは、事前に辞書で調べてきちんと説明できるように用意するのですが、「恐縮」の意味は調べたことがありませんでした。
もちろん、こういう場合にこういう風に使うということをきちんと説明いたしましたので、ご理解いただけたと思います。
しかし「恐縮」という言葉は知っているという思い込みがあったことを反省しました。
ドキッとしたのは、この言葉に限らず普段から何気なく使っている言葉について、意味を調べるという行動が最近おろそかになっていたのではないかということでした。
受講生の方のおかげで、大切なことをリマインドすることができました。