就業力という言葉について
5月7日土曜に「就業力を高める親になる講座」プレワークショップを開催しました。
就業力とは、コトバンクによると『学生が自分に合った仕事を見つける能力を「就業力」といいます。2010年2月に改正され、11年度から施行される大学設置基準では、「学生が卒業後自らの素質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力」を就業力と定義し、大学にキャリア教育の実施を義務づけています。』
私たちが就職活動支援をおこなっている中で、企業の求める能力と、求職者が就職のために高めたいと思う能力の間に一部ミスマッチがあると感じています。
それが、「ヒューマンスキル」と言われる部分ですが、コミュニケーション能力、積極的に行動する力、物事を整理して考える力などです。もちろん、パソコンスキル、介護、経理といったテクニカルスキルも大切です。同時に、ヒューマンスキルも身につけていないと、企業が求める人材とみなされないわけです。
加えて、自分自身を理解できる力、自分はどんな人生を歩んでいきたいのか、自分にとっての幸せとは何なのかなどの将来を描ける力、また、今よりもっと求められる人、求められ続ける人となるために行動する力など、すべてをひっくるめて就業力という捉え方をしています。
ですから就業力は、就職のための書類の書き方、面接の受け方などをひっくるめた、総合的な力ということになります。
この就業力を高めるのは、とても困難で時間を要します。だからこそ「環境としての親」の取り組みが重要になってくるわけです。
2011-05-09