キャリアコンサルティング
就活ブラック
弊社は鹿児島大学のすぐ近くにあります。だから、大学生と接近遭遇することが非常に多いのですが、ちょっと買い物に寄った近くにあるドラッグストアで、耳にした言葉「就活ブラックだ!」
聞き間違いかと思ってちょっと耳をそばだてていたら、カラーリング剤のコーナーで茶髪(というより金髪に近い色)の若い男性2人が真面目な顔で話していました。「これ(カラーリング剤)が就活ブラックだよね!」
(実際そういう商品があるんですねwww.rexy.jp/turncolor/shukatsu.html)
きっと3年生、連休も過ぎて本気モードに入るところなのでしょう。
がんばれよーという気持ちと一緒に、ふっと昔の歌「いちご白書をもう一度(荒井由実)」を思い出しました
***就職が決まって~髪を切ってきたとき~もう若くないさと、君に言い訳したね~***
さしずめ今なら
***就活に向かって~髪を黒くしたとき~もう若くないさと、君に言い訳したね~***
なんて、歌うのでしょうか。
緊張せずにリラックスして・・・面接での一コマ
昨日は訓練の受講希望者の方の面接をしました。弊社副社長の大坪と私の2名が実施しましたが、そのときに印象深かったことが有ります。
面接の初めは、私たち二人の簡単な自己紹介、そして受講希望の方の自己紹介。
そのあと、大坪から「これからいくつかの質問をしますが、緊張せずリラックスしてお答えください」と必ず伝えました。
その時、9割以上の方がふっと息を吐いてほっとしたように、素敵な表情でにこっとされました。また、肩を回すしぐさをして「はい、緊張してます」とおっしゃった方もありました。
面接は緊張するものですが、それと気づかないうちに肩に力が入ったり浅い呼吸になってしまいがちですね。そんなとき「緊張せずにリラックスして」と言われたことで、「あっそうか、今私は緊張しているんだ」と気づけて、ふっと深く息を吐くことができ力が抜けて、柔らかな笑顔が生まれたのだな、と思いました。
ということは、面接の直前に「私、緊張してる?」と自問自答するだけでも、過度な緊張をせずに自分らしさが発揮できるように思いました。
鹿児島女子短期大学の学生さんからの嬉しいお手紙
4月に鹿児島女子短期大学様で効果的な自己PR~わたしらしさで輝く~というテーマのキャリアに関する講演会で講師をつとめました。
この日は「学内インターシップ」の実施日でした。学内インターンシップでは、講演会に関するあらゆる業務を学生さんが行います。事前の電話確認や駐車場の手配、当日の駐車場の案内、玄関での出迎え、待合室への誘導、お茶を出していただいたり、教室まで連れていただいたりと本当に隅々まで行き届いた業務をしてくださいます。
このインターンシップは昨年から始められて、昨年も気持ちよく講師をつとめることができ感動しましたが、今年も滞りなくそして心地よく講師をつとめることができ感謝していました。
そしてしばらくして、貼付した学生さんの手書きのお礼状をいただきました。文章構成、敬語の使い方、文字の丁寧さきれいさにまずびっくりし、素晴らしいと感動しました。それにも増して、書いておられる内容にも感動しました。90分という限られた時間でしたが、私が理解してほしいと思ったことを、的確にとらえていただいています。
一生懸命に何かを得ようという姿勢で受講していただいたことが伝わってきました。 講師をしていてうれしいのは、伝えたかったことがきちんと伝わって、それが受講された方のお役にたつということを実感できる時です。 素敵なお手紙のおかげで、今回もそのうれしい気持ちを味わうことができ感謝の気持ちでいっぱいになりました。
弁当は作るものに非ず、詰めるものなりー気持ちを楽にしてくれる言葉
この4月からお子さんが高校生になって、「毎日、朝5時に起きて弁当作ってるの、大変よぉ!!」という話を何回かお聞きして、久しぶりにタイトルの言葉を思い出しました。
この言葉は私たちがかかわっているAFS(国際交流ボランティア、高校生の交換留学サポート)の活動の際にある支部長さんからきいた言葉です。いい言葉だなぁと思ったので、以後留学生を受け入れることになったホストファミリーのお母さんが「お弁当に何を作ったらいいのか不安」「お弁当が無ければ楽なんだけど」などおっしゃるとき、この言葉を引用しています。
実は、私もホストファミリーをしているとき、(もともと料理はすきなのですが)お弁当作りを面倒だなぁと思うことがあります。そんな時も、「弁当は作るものに非ず、詰めるものなり」とブツブツ唱えながら、ありあわせのおかずを詰め込んでいました。
最近のはやりの弁当男子のように、凝った弁当を作ることはしない(できない?)のですが、それでも「面倒だなぁ」と思う時に、この言葉が救いになりました。
「ちゃんと作らなきゃ」とか「いろどりも考えなきゃ」というような捉われから解放されて、「詰めるもの、詰めるもの」と言ってるだけで、気持ちが楽になります。
弁当以外でも、◎◎でなきゃだめ、と思い込んでることの多くは、少し置き換えてみるだけで気が楽になることも多いです。そろそろ5月病の時期にさしかかる新人社会人の皆さんにも、教えてあげたいやり方です。
ONのためにOFFをいかす!-新しい社会人の皆様へ
この時期は新入社員研修の講師依頼をいただくことが多いので、新社会人の方とも接する機会が増えます。
先日も、集合型の新人研修の休憩時間に耳にした言葉が気になったので。。。
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「昨日さぁ友達とメールしてたら2時になっててさぁ、眠くて眠くて」
知ってますか?研修を受けるのも立派な仕事。会社は給料を払い、加えて研修費用を払って、あなたに一日も早く一人前になって活躍してほしいと思っているのです。
もしも翌日、大切な商談で朝早くお客様にお会いするとしたら、深夜までメールしていますか?仮に緊張して眠れなかったとしても、お客様にお会いするときに「眠くて眠くて」なんて、そんなセリフ出てきますか?
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「研修の場所が分かりにくくて、遅れちゃったよ」
知っていますか?1日は24時間、誰にも等しく与えられています。
その等しく与えられた時間を、どう割り振ってどう使うか、それは個人の判断に任されています。
朝、30分長く寝ることを選択するのか、初めての分かりにくい場所に行くのなら、30分早く起きて出かけるのか、それを選ぶのはあなたです。そして周囲は、あなたがどちらの選択をしたかで評価します。
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仕事という視点で見るならば、仕事をしている自分は”ON”、それ以外の自分は”OFF”ということになるでしょう。
”OFF”の時に何をするかはもちろん自由ですが、”OFF”の時の自分が選んだ結果が”ON”の自分に悪影響を及ぼすようでは、うまく切り替えられてるとは言えません。
まだまだ慣れないことが多いこの時期。覚えることもたくさんあるでしょう。
新入社員を卒業するまでは、”ON”の自分がより能力を発揮できるようにするために”OFF”の時間を過ごす、そういう考え方を持っていただきたいと思います。
靖国神社の桜
4/7-4/8にキャリア・コンサルティング技能士会の研修出張で東京 九段下に行ってきました。
研修のあった場所は靖国神社から3分ほどの場所で、折しも桜が満開の日、かつきれいな青空が広がる絶好の花火日和でした。
たまたま開始時刻の40分ほど前に到着したので、朝から花見散歩をしてきました。あまりに見事な桜だったので、スマホで写真を撮りました。華やかな春の気分のおすそ分けです。
もちろん、研修もちゃんと受けて収穫の多い一日でした。
仕事は自分でみつけてするものー新しい社会人の皆様へ
3月も最終週となり、来週には新社会人たちが緊張しながら職場デビューすることでしょう。そんな新社会人の皆様へ、社会人31年生になる私からのお願いです。
仕事は自分でみつけてしてください!ということです。
たぶん初めのうちは、新入社員研修が有ったり、新人の指導係の先輩が指導してくださって「これをしてください」というように指示を出されるでしょう。でも、しばらくすると(個人差がありますが)周囲も忙しくてかまってもらえなかったり、ただ勉強するだけの日々に飽きがきたりします。
そうなると口にするのが「会社に行っても何もすることがない」というような言葉です。そういう時は周りを見回してしてみてください。新入社員でもできることが何かあるかもしれません。今はできないことでも、とても近い将来、自分が担当する仕事を先輩がこなしているかもしれません。
新人としての勉強の合間に、ちょっと周囲に気を配ることで、その後の仕事のはかどり具合が変わってくることでしょう。
いろいろな会社で、管理職の方がおっしゃること。
最近の新人は…..
-気が利かない
-言われたことしかしない
-自分のことばかりで周りを見ていない
-空気が読めない
こんなことを言われるようでは、社会が求める人材として活躍することは期待できないでしょう。
社会人として認められ、自分自身の成長を自分自身でも感じられるようになるためにも、これからの新人時代を「仕事とは自分でみつけてするもの」と捉え、是非有意義に過ごしてください。
来年度も大学&短大で非常勤講師を勤めます
本年度、薩摩川内市の大学で「就業力向上とキャリア形成」(15回×2コマ)、および短期大学で「人間関係論」(9回×2コマ)を受け持ってまいりましたが、来年度も同様に講義をすることになりました。(両方とも一年生)
15回の講義でも9回の講義でも、初回に比べると最後の方の回では目を輝かせて熱心に聞いておられる学生さんが増え、また帰るときに「先生、授業楽しかったです」と言っていただくこともありました。
もちろん私は学者ではないので、現実の社会で何が起きていて何が求められているのかを、できるだけわかりやすく伝えたいと思っています。しかも、実習を通して学び身に着けていただこうとするので、きっと学生さんも大変だと思います。
今年度実施した内容を振り返り、来年度はさらにお役にたてる内容にしていこうと考えています。
職場定着支援講座 第一回アンケートより
キャッチワーク鹿児島主催の職場定着支援講座の第一回が2月15日に終了しました。参加された皆様は、本当に熱心に講座の内容を自分のこととして捉えて、受講していただきました。
そのアンケートの集計データをいただき、多くの方が「役に立つ」「生かしていきたい」というようなコメントを書いていただいたので、うれしく思いました。
多くいただいたご感想が、グループワークを通して違う仕事をしている人と会話できたことがためになった、というものでした。(私が話した体験談も参考になったという方もいらっしゃいました)
確かに、新入社員の頃は学生時代や昔の仲間とも頻繁に会って会話をしたり愚痴をいったりしますよね。
でも仕事に就いて数年たつ頃には、昔の友人とだんだんと縁遠くなり、他の仕事の人と接する機会が減ってきます。(もちろん個人差がありますが) だから、こういう機会に短い間でも会話することは、視野を広げたり、考え方を切り替えたり、自分も頑張ろうとやる気を高めたりするきっかけになるのでしょう。
そういう場を提供できたことも、嬉しいことでした。
(ちなみに、もっと年を重ねて仕事にも慣れて自分の時間を多少でも持てるようになると、異業種交流会や趣味の集まりと称して、会社以外の人と”のん方交流”をするようになってきますね。)
「変わり始めた”就活”」-NHKニュースから-
NHKニュースで「変わり始めた“就活”」を見ました。
内容は
リクルートスーツに身を包み、試験対策本を読み、面接対策講座を受けた学生が企業の面接官の質問に答える…。こうしたマニュアル化された“就活”が変わり始めています。企業が学生を訪ねる「逆求人」や、企業による「就活=スーツ」を変えようという呼びかけなど、新たな取り組みを伝えます。
というものでした。
企業側も、画一化された就活マニュアル通りに”正しく”振る舞える人ではなく、企業にとって役に立つ個性をもった人材を求めているということの表れだと思いました。
そういう意図ですから 企業の人事担当者もダークカラーのスーツではなく、比較的くだけた感じのジャケットにシャツを着ていました。
このニュースを見ていて、次の3つの点を感じました。
1.確かにマニュアル通りの対応ができても実際仕事を始めたら”指示待ち部下”(=指示通りに仕事をすることはできるが、指示がなければ動けない)になってしまう可能性もある。だから、自分で考えて自分の個性をいかにアピールするかを見たい、という採用側の意図も納得できる。
2.しかし、この動きはあくまでも一部の企業に見られる傾向で、現実的に多くの企業がこの様な考え方で取り入れるようになるのは、ずいぶん先のことであろう。しかも、これまでも「就活≠スーツ」というような採用活動を行っている企業もある。だから、就活をする側も企業の求める人材に合わせて、自分のアピール方法を工夫する必要がある。
3.どんなに「就活≠スーツ」と言われても、マナーやTPOをわきまえているか、社会常識を持っているかなどは、厳しく問われるわけで、そういう意味でもますますきちんとして準備をしておくことが必要になってきている。
つまり、これまでのキャリアコンサルティングのやり方に加えて、さらに人間力を高め、付け焼刃ではないマナーを身につけることが必要になっていくと思いました。