「変わり始めた”就活”」-NHKニュースから-
NHKニュースで「変わり始めた“就活”」を見ました。
内容は
リクルートスーツに身を包み、試験対策本を読み、面接対策講座を受けた学生が企業の面接官の質問に答える…。こうしたマニュアル化された“就活”が変わり始めています。企業が学生を訪ねる「逆求人」や、企業による「就活=スーツ」を変えようという呼びかけなど、新たな取り組みを伝えます。
というものでした。
企業側も、画一化された就活マニュアル通りに”正しく”振る舞える人ではなく、企業にとって役に立つ個性をもった人材を求めているということの表れだと思いました。
そういう意図ですから 企業の人事担当者もダークカラーのスーツではなく、比較的くだけた感じのジャケットにシャツを着ていました。
このニュースを見ていて、次の3つの点を感じました。
1.確かにマニュアル通りの対応ができても実際仕事を始めたら”指示待ち部下”(=指示通りに仕事をすることはできるが、指示がなければ動けない)になってしまう可能性もある。だから、自分で考えて自分の個性をいかにアピールするかを見たい、という採用側の意図も納得できる。
2.しかし、この動きはあくまでも一部の企業に見られる傾向で、現実的に多くの企業がこの様な考え方で取り入れるようになるのは、ずいぶん先のことであろう。しかも、これまでも「就活≠スーツ」というような採用活動を行っている企業もある。だから、就活をする側も企業の求める人材に合わせて、自分のアピール方法を工夫する必要がある。
3.どんなに「就活≠スーツ」と言われても、マナーやTPOをわきまえているか、社会常識を持っているかなどは、厳しく問われるわけで、そういう意味でもますますきちんとして準備をしておくことが必要になってきている。
つまり、これまでのキャリアコンサルティングのやり方に加えて、さらに人間力を高め、付け焼刃ではないマナーを身につけることが必要になっていくと思いました。