トピック~最新情報~
bigな幸せ ご報告
この1月に弊社の社員同士が結婚いたしました。
(二人は28日に霧島神宮で挙式し、披露宴は行いませんでした)
ポリテクカレッジ川内 人間関係論
ポリテクカレッジ川内(川内職業能力開発短期大学校)の後期授業で「人間関係論」を担当しています。
特に”就職活動に役立つコミュニケーションスキル”を重点的に学んでいただいています。
昔は、手に技術があればそれだけで仕事に就くことができましたが、今は技術+コミュニケーション力が要求されます。
突然 余談ですが、私の父は”頑固な大工の棟梁”で、今考えるとコミュニケーション力は低レベルでした。それでも、腕を認めてもらえていたらしく、70歳過ぎるころまで現役で家を建てていました。
しかし、さまざまな価値観を持った人たちが一緒に働き、少ないコストで高い質の製品やサービスを要求されるような現在の職場では、コミュニケーション力も高いレベルを期待されます。
だからこそ、就職活動の準備として、コミュニケーション力を高め自分の強みをより認めてもらえるようにしておくことが重要です。
相手の目線で見る-不思議な敬語とあいさつ文
弊社のアドレスinfo宛に下記のメールが届きました。
「拝啓 貴社いよいよご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、弊社は長年ソフトの販売に携わってまいりました。
手前味噌ですが、当社はmicrosoft社とadobeの金メダルのディーラーでおります。弊社の業務は既に米国、中国、シンガポール、日本、ョ-ロッパに覆われております。
製品の品質もアフターサービスもとてもよいのでお客様から信頼を得ております。
お客様が、弊社の製品をご購入なさる時、支払い段階で弊社のホームページからお離れになったことを存じ上げます。お客様はお離れになったのが必ず理由があると存じます。何かおありでしたら、お力になると何よりです。
まずは御礼まで。 敬具」
なんとなく不思議なあいさつ文でしょう!
これは、あるPCソフト販売会社からのメールです。以前ソフトをインターネットで購入しようとしたのですが、先方の提示した支払い方法に不安を感じたので、その購入そのものをキャンセルしました。その後も特に問題は無く、無事にキャンセル処理を終えました。
きっと、キャンセル理由を知るために、このメールを送ったのだと思います。
たぶん相手は外国の人だと思います。(名前から推測)とてもすごい敬語でメールを送ってきています。翻訳ソフトを使いこなしているのだと思いますが、それなりに意味の通じる敬語で書かれていることがすごいと思います。
このメールをみて、すごいなぁ面白いなぁと思うと同時に、自分自身が誰かにメールを送るとき相手からみたら「変だぞ!」と思われるような言い方をしていないだろうか?と、ちょっと心配になりました。
一応意識して正しい敬語を使うように努力していますし、文章は何度も読み返して何を言っているか相手にわかるように工夫しているつもりです。それでも、これはあくまでも伝える側の価値観であり、相手の価値観と全く合致するということは無いわけです。
たとえば、あまりに丁寧すぎて、冷たい感じや慇懃無礼な感じを与えているかもしれないとか、こちらはわかりやすく書いたつもりでも、相手が何か違った解釈をされているかもしれない、といったことです。
相手の目線で見るために、メールの場合は、正しく伝わっているかの確認をするということ、できればリアルタイムにお互いに不快感を感じていないか誤解がないかなどを確認できる、電話や面談でのコミュニケーションを取るようにすることなど、あらためて必要だな、と感じました。
正しく伝わるとは限らない
8月22日から約5ヵ月間の予定で、中国上海の荊 雨晴(じん ゆうちん)と暮らし始めました。
彼女は16歳。中2の時から日本語を勉強していて、日常会話は問題なく日本語で通じあえるのでこれまでよりずいぶん楽です。それもそのはずで、日本語能力検定試験の2級まで合格しています。日本人の英語力で言うとTOEIC750点くらいの実力はあるということでしょうか。
でも、ときどき主語や述語をちゃんと伝えないことでおこる誤解もあります。
先日も、天文館に買い物に行きたいというので一人で自転車で行かせました。道は車で通りながら説明したから大丈夫!我が家から天文館へは自転車で15分程度。気になるのは駐輪場の場所を知らないということでした。私の記憶で、以前は天文館中央公園には何台もの自転車やバイクを駐輪しているところがありました。『きっと中央公園なら停められるでしょう、もしだめだったら誰かに「駐輪場はどこですか?」と聞いてみてね』、と送り出しました。
しばらくして彼女から電話で「駐輪場はどこですか、と聞いたらこの公園には無い」と言われたということ。そうかぁ、私が町中の駐輪場、と言わなかったので公園の駐輪場を探してたんだな、ということがわかりました。結局停められる場所がみつかり、無事にショッピングを楽しんだようです。
日本語が分かるということと、言いたいことが正しく伝わることとは違うんだなぁと改めて納得しました。
ちなみに、焼き鳥を食べに行ったとき、「これは何?」と訊くので「鳥皮」と答えたら「鳥に皮肉の皮ですね」と言った彼女は漢字の音読みが得意で訓読みが苦手なようです。
整理の達人はおもてなしの達人
先日、お会いしたTさんは、頭の整理の達人でした。
要職についておられるので、膨大な量の情報に囲まれて仕事をしておられると思うのですが、面談の約束をいただいてからお伺いしたときに、6年前の私が載った新聞記事を用意しておられました。
その新聞記事は色あせるでもなく、きれいに切り取られてファイルされていました。その記事を取っておいてくださったこともとてもうれしかったのですが、10日ほど前に電話でお約束したのにもかかわらず、ちゃんと探し出せていることが驚きでした、
おききするとご本人の情報の整理法が確立されて継続されていました。本棚キャビネットに立ててあった新聞記事のファイルは、私の記事のような古い物も含めてたった4冊でした。(1冊あたりの暑さは3cm程度)
さらに詳しくお聞きしたのですが、ブログでの紹介はNOということだったので詳しくご紹介できないのが残念です。
ともあれ、そういう整理ができているから、たまに会う人でもその方の情報を容易に手にすることができ、話題が広がったり、何よりも相手を嬉しい気持ちにすることができる、これも大切な心遣いだと思いました。
株式会社エルムの宮原 隆和社長
鹿児島県南さつま市の企業で世界シェアno.1の製品をもつ企業、株式会社エルムhttp://www.elm.jp/のTV番組を見ました。(8/20(土)14:00 KTS 「世界のトップシェアはMade in 鹿児島~ものづくりで世界制覇~」)
エルムの宮原社長とお会いしたのは平成16年に鹿児島県100人委員会で同じ分科会だった時です。でも、実はその15年以上前から(隠れ)大ファンでした。
鹿児島に本社を置き、世界の顧客を相手にビジネスをしておられて、地方であることを言い訳にしないこと、あくまでも顧客から要望されるものを作り続けること、そして優しげな外見もファンになった理由です。
委員会でお会いして、前向きさ、率直さ、潔さ、丁寧さ、先見性、頭の良さなどなど枚挙に暇がない素晴らしさに敬服しました。
昨日の番組ではたくさんのメッセージがあったのですが、後半は夢を持ちそれを実現するために行動することの大切さを伝えておられました。
私たちがキャリアコンサルタントとして就職支援をしている中で出会う「自分で自分に枠をはめて、できない理由を考えること」で選択の幅が狭くなり身動きとれなくなってしまうような方には、是非見てもらいたいと思った番組でした。
早速今朝感想をメールで送付したところ、下のようなお返事をいただきました。
>>> 今の日本は、私は政治や教育の影響が大きいと思うのですが、若者の無難主義と言いうか、社会も企業も活力を失い、特にモノづくり企業の低迷が心配でなりません。 (中略)
私達のできる事は極わずかですが、周りが駄目だから会社が潰れたでは言い訳にもなりませんので、必死に知恵出して頑張るしかありません。 <<<
「必死に知恵を出してがんばる!!」
番組のおかげで元気な1週間のスタートを切れます!
自分を知って就職決定!
本日、弊社が実施している基金訓練のスタートしてから2ヶ月半のコース(6か月コース)で、1名就職が決まり退校いたしました。
おめでとうございます!
その方のお話が印象深かったのでご紹介いたします。
そのコースは事務系の仕事に就くために役立つ、簿記,人事労務,パソコン基礎,コミュニケーション,社会人基礎力などを学ぶカリキュラムで構成されています。
その中の、簿記実習という科目は、かなり多くの時間を割いて、簿記2級取得を目指した内容です。
彼女は、これまでいろいろな仕事を経験してきました。そして、そろそろ将来を考えて「クーラーが効いている中で仕事ができ、体力的にも年を取ってからも働ける」という理由から事務職を希望しこのコースを選んだということでした。
ところが、簿記の授業を受け続けていくうちに、ずっとパソコンの前に座り仕事をしていくことが、自分にとっては「嫌なこと」だということに気付いたそうです。
そのためか、それからの彼女の行動力は素晴らしく、「いろいろな事をして、動き回る仕事」を求め求職活動を行い、僅かの時間で就職を決めました。
『10年,20年先のことまでは、まだ考えられないけど、自分のとっては少なくとも「活き活きと働けることが大事」だと気づき、そういう仕事に就けました。』とお話していただき、平素から『自分にとっての幸せな仕事人生』の実現を支援している弊社にとって、とてもうれしいご報告でした。
あいづちでやる気を引き出す
昨日は商工会議所主催の「新入社員研修セミナー(2日間)」で「社会人としての心構え」という一コマを担当いたしました。
内容は、下記の項目。
-自分を知る 仕事を知る
-社会人基礎力を高める
-円滑な関係構築のための
-ビジネスコミュニケーション
-納得いく職業人生
商工会の会員・非会員企業の新入社員の皆様がお集まりでした。とても熱心に聞いておられたのが印象的で、そのまま高いモチベーションを保ちながら長く勤めていかれることだろうと思いました。
この講座の前半から気になったことは、相槌の少なさ。寝ているわけもなくまじめに聞いておられるようなんだけど、「ここまではよろしいでしょうか?」「質問はございませんか?」とお聞きしても大多数の方が無表情で動かないのです。
それで、相槌も大切なコミュニケーションであることを説明いたしました。そうすると後半は60%ほどの方たちが相槌を打ってくれるようになり、研修会場全体の雰囲気が明るくなり、講師である私自身のモチベーションもあがりました。
たかが相槌、されど相槌。
コミュニケーションの重要な要素であることを再確認できた講座でした。
期待以上の仕事をする
昨日は弊社で2ヶ月間、とても真面目に働いてもらったアルバイトのもこちゃんの”がんばってね”会でした。
彼女は夢を実現する為に、4月から専門学校に行くことが決まっていて、2月から3月まで期限付きで働いてもらいました。
夢を実現する為に新しい一歩を踏み出すから、送別会でなく”がんばってね”会です。
彼女には期待以上に”いい仕事”してもらいました。社会人としてのマナーや責任感も申し分なく、面倒な仕事もいやな顔ひとつせずにたんたんとコツコツと仕上げてくれました。
こちらが期待していた以上のレベルで仕上げてくれるので、働きはじめてすぐに弊社にとってなくてはならない人になりました。
また、今日は医療関係者の新人さんたち160名ほどに向けての「接遇と倫理」という研修で講師を務めてきました。
そこでも「相手の期待以上の仕事をする」ことの大切さを話しました。私たちが報酬を得て仕事をする以上、新人であってもベテランであっても、正社員であってもアルバイトであっても、お客様はプロとしての仕事を期待しているのだと思います。
もこちゃんの仕事ぶりは、あらためてそういう職業人としての責任と誇りを、思い起こさせてくれるものでした。
彼女が抜けた穴をどうやって埋めるかは頭の痛いところですが、近い将来、夢を実現したもこちゃんとまた一緒に働ける日が来るでしょう。それが、とても楽しみです!
「僕たちにたくさん声かけをしてください」
弊社では、NPO法人地域ケア交流会*が鹿児島市の委託を受け実施した「鹿児島市介護人材定着マネジメント支援事業」で、コーチングに関わる分野のお手伝いをいたしました。(管理者情報交換会やコーチング講座を担当いたしました)
そして、3月25日に当事業の報告会が開催され、私もシンポジストの一人として参加いたしました。
このブログのタイトルは、他のシンポジストの方がおっしゃったことです。その方は、20歳代前半の男性で高齢者介護施設で働いておられます。とても生き生きと、誇りとやる気を持って仕事に取り組んでおられました。その中でおっしゃったのが、「声かけ」をしてもらえるとうれしい、やる気が出る、ということでした。
介護の現場は様々な困難があり、離職率が高いというのが現状のようです。しかし、彼のように活気をもって働いているという話をお聞きすると、行政に働きかけるとか賃金を上げるとか勤務時間を改善するというような取り組み以外にも、何かできることがあるのだろうと思います。
私は管理職研修などで、「部下ができていることを認めそれを言葉にして伝えましょう」と言っています。彼が「『今日も大変だったね、お疲れ様』という一言でいいから、声かけがあればまたがんばれる」とおっしゃるのをきいて、とてもうれしくなりました。
会全体の運営も大変素晴らしく、この事業はきっと、介護現場で働く方たちが少しでも楽しく働けるきっかけになるのだろうと思いました。
*特定非営利活動法人地域ケア交流会は、鹿児島市から「鹿児島市介護人材定着マネジメント支援事業」の委託を受けました。 介護職員が意欲を持って働き続けられる職場作りを支援いたします。(・介護現場の調査・相談の場の設置・研修会の開催等)