FOXテレビのAmerican Idol(アメリカンアイドル)から学ぶこと
実はFOXテレビのAmerican Idol(アメリカンアイドル)という番組(プロになるためのオーディション番組)のファンです。今はシーズン11で、録画して見ています。
ホームページ =日本語:http://tv.foxjapan.com/channels/fox/lineup/american-idol-11/
英語:http://www.americanidol.com/
面白いから見ているのですが、なぜ面白いんだろう、と考えてみました。そうすると答えは3つ。
1.音楽が好きだから
2.プロの歌手が歌うのと違って、勝ち残るために必死に歌っているのが、感動的だから
3.審査員のコメントが的を得ていて面白いから
私の場合、この3番目が特に大きいと思いました。
今は約10万人の応募者の中から勝ち残って、8名がしのぎを削っています。10万人の中の8人ですから、もうプロレベル。上手いのは当然で、そこから先はどれだけ心に働きかけるかにかかっているようです。
審査員は技術的なうまさはほめながらも、心に働きかけてこなかった場合は「考えて歌っている」「技術で歌おうとしている」「歌が自分のものになっていない」「歌の物語をかたっていない」など、コメントしています。
不思議とテレビのこちら側で聞いていても、それらのコメントにすごく納得できるんです。
さて、私たちが講師をするときもこういうことが重要だなと思います。
ただ技術や知識を伝えるだけでなく、受講者がそれらを得ることの先にある、手に入れたいと思っている何か、たとえば夢や目標を共有して、一緒にそれを目指せるようでありたいと思います。
そのためには、伝える事柄の一つ一つに責任を持ち(つまり十分に準備し)、自分の言葉で語れる様でなくては相手の気持ちに届いて、自然に行動を起こすことを促すことはできないでしょう。