日経新聞”鹿児島へ行った日”を読んで


 少し前ですが日本経済新聞4月8日 文化面の記事”鹿児島へ行った日”を読んで、いろいろなことを考えました。なかでも、がん患者とそうでない人の間を分ける”境界”のことについていろいろ思い当たりました。

 似ている体験で言うと、人間ドックの時。検査着に着替えた途端なんだか情けない気分になってしまいます。例えるなら、まるで実験に使われるマウスにでもなったような気分です。そして検査が終わって普段の服装に着替えると、ほっとして自分に戻った気になります。

 また、海外旅行の時。私はほとんどの場合個人で動き回るので、その国の人とそうでない人という境界を感じます。もちろん言葉の違いもあるのですが、それだけでなくそぞろ歩きの仕方とか、話すトーンとか、買い物の時のレジでの会計の時とか、一言で言ってしまえば習慣の違いという境界を感じます。

 これらの境界から不安感やちょっとした疎外感や孤立感を感じてしまうのは、自分がその境界のマイノリティ(minority、少数派)の側にいるからだと思います。マジョリティ(majority、多数派)の方にいるときには、そんな境界があることも気づかないし、ましてやマイノリティの側にいる人が感じている不安、疎外感、孤立感などは気が付かずに通り過ぎてしまいます。
 

 留学生のホストファミリーをしていて、あるときハタと気づいたのもこのことでした。「もっと積極的に日本人と会話すればいいのに」「ホストファミリーとは話せるんだから、もう日本語も大丈夫でしょ」と思っていました。でも、どんなに日本語が話せても、一人でここにいるだけでたくさんの不安と闘っているのだなぁと。

 多数の側にいるときに、どれだけ少数の側にいる人の気持ちや考えを理解して、向こう側からは見えている(でもこちら側からは気付けていない)境界に意識を向けられるかが重要、それができたらもっと相互理解を深められる、そんなことを感じた記事でした。

2012-04-13

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