スタッフブログ
この道を選んでよかった、というお便り
新入生向けの講座で講師をつとめた時の受講生の方から、嬉しいお便りをいただきました。
ホームページのURLだけお知らせしていたので、きっとわざわざ住所を調べて送ってくださったのだと思います。
そのはがきに「自分がこの道を歩き続けようと決めたことを改めてよかった!絶対頑張り続けよう!!と思うことができました」と綴られていました。
この講座は新入生のための接遇講座ということだったのですが、同時に、新たな一歩を踏み出した方が、高いモチベーションで前に進めるようにやる気も高めてほしい、というご依頼もあってお引き受けしました。だから、受講生の方にこちらがお伝えしたかったことがきちんと伝わったということも分かり、ほっとしました。
そして 「自分がこの道を歩き続けようと決めたことを改めてよかった!絶対頑張り続けよう!!」という一文を読んで、私もエネルギーをいただき次の仕事に向かう元気が湧いてきました。
なかなかはずせない”思い込み”
高校を卒業したばかりの方たち向けの、接遇マナー講座でのひとこま。
言葉づかいの説明の中で「恐縮ですが」「お手数ですが」などのことばを使いましょう、と説明した後、「恐縮ってどういう意味ですか?」という質問をいただきました。
ちょっと慌ててしまいました。
普段から、講習で使用する言葉で意味が不明確なものは、事前に辞書で調べてきちんと説明できるように用意するのですが、「恐縮」の意味は調べたことがありませんでした。
もちろん、こういう場合にこういう風に使うということをきちんと説明いたしましたので、ご理解いただけたと思います。
しかし「恐縮」という言葉は知っているという思い込みがあったことを反省しました。
ドキッとしたのは、この言葉に限らず普段から何気なく使っている言葉について、意味を調べるという行動が最近おろそかになっていたのではないかということでした。
受講生の方のおかげで、大切なことをリマインドすることができました。
聞き込み上手、取り調べ上手
今日は、某企業の年度初め恒例の全体研修で、「コミュニケーション能力の向上」というテーマで講師をしてまいりました。昨年に引き続き2年目(計4回目)でした。
この企業の担当の方は4月から入られた方で、以前は警察につとめておられて、30名ほどの部下をもつ刑事だったそうです。
その方が研修後に「とてもためになった」とほめてくださった後、「そういえば。。。」とおっしゃって話してくださったのです。
「ずいぶん前だけど若いころに、聞き込み上手という研修を受けたことがありますよ。
聞き込みの時に、いきなり刑事が一般家庭にやってきて、怖い表情で『変わったことはありませんか』と聞いても、多くの人はなんとなく話しにくくて『別にありません』と答える。
だから、まずは柔らかな表情で穏やかに接して、たとえば『庭の花がきれいですね』というような世間話をしてから『ところで、最近この辺で見慣れない車を見ませんでしたか?』という風にきりだす必要がある、というような内容だった。今日はそれを思い出しました。」 とのこと。
そして、「そういうのを”聞き込み上手”と言うんですよ。ほかにも”取り調べ上手”の研修なんかもあったかな」と。刑事という職業にもコミュニケーションは大切なわけです。
そういえば、ドラマでも大事な話を聞き出せる敏腕刑事はどことなく親しみやすい話し方や表情をしている人が多いように思います。そういうわけなんだなぁ、と納得した次第です。
チャンスはどんな風にやってくる?
またまた私事で恐縮ですが。。。姪のひとりがこの4月北九州市立大学の国際環境工学部に入学しました。この大学に先日ちょっと行ってみてビックリ!しました。北九州学術研究都市ひびきのという場所にあり、とてもカッコイイ!のです。建物も周りの環境も。
私が学生の頃(30年ほど前です)の大学は、古びた建物に学生たちが落書きをしたり(まだ学生運動などもあったので)べたべた貼り紙がしてあって、お世辞にもきれいとは言えませんでした。(しかし、その雰囲気が別の意味でなんとなくカッコイイとは思っていたのですが。)
いまどきの大学ってこんな風におしゃれにカフェがあったり、清潔で洒落たデザインの建物だったりするのですね。
ところで、姪はずっと将来は音響関係の仕事に就きたいと言っていて、実は別の第一志望の大学にチャレンジしたのですが、入試で落ちました。そして、大学で夢を追うのはあきらめようとしていたところへ、高校の担任の先生がこの大学の情報を持ってきてくださり、今日に至ったそうです。 実は公立の大学で音響関係の学部学科は九州ではこの2校しかないそうなんです。
夢をかなえるチャンスは、誰にでも平等に訪れるものではないし、いつどんな風にやってくるかもわからない。だからこそ、目の前にチャンスが現れたら、逃さないようにガッチリと捕まえる準備をしておきたいなぁと、思う出来事でした。
入社一年目にあたって
訓練修了生からのうれしいお手紙
昨年末に弊社の基金訓練を修了し、就職した方よりうれしいお手紙が届きました。
とても頑張り屋で、いつもみんなを元気づけて、クラスのお姉さん的な存在の
方で、訓練開始からずっと就職活動をし続け、ふさぎこんだ顔を周囲に見せた
ことのない方でしたので、会社で頑張っている様子が目に浮かぶようです。
手紙から彼女が充実した日々を送っているのが感じられ、とてもうれしく、
また、私たちのやってきたことは、”間違いない”と元気づけてもらいました。
あいづちでやる気を引き出す
昨日は商工会議所主催の「新入社員研修セミナー(2日間)」で「社会人としての心構え」という一コマを担当いたしました。
内容は、下記の項目。
-自分を知る 仕事を知る
-社会人基礎力を高める
-円滑な関係構築のための
-ビジネスコミュニケーション
-納得いく職業人生
商工会の会員・非会員企業の新入社員の皆様がお集まりでした。とても熱心に聞いておられたのが印象的で、そのまま高いモチベーションを保ちながら長く勤めていかれることだろうと思いました。
この講座の前半から気になったことは、相槌の少なさ。寝ているわけもなくまじめに聞いておられるようなんだけど、「ここまではよろしいでしょうか?」「質問はございませんか?」とお聞きしても大多数の方が無表情で動かないのです。
それで、相槌も大切なコミュニケーションであることを説明いたしました。そうすると後半は60%ほどの方たちが相槌を打ってくれるようになり、研修会場全体の雰囲気が明るくなり、講師である私自身のモチベーションもあがりました。
たかが相槌、されど相槌。
コミュニケーションの重要な要素であることを再確認できた講座でした。
期待以上の仕事をする
昨日は弊社で2ヶ月間、とても真面目に働いてもらったアルバイトのもこちゃんの”がんばってね”会でした。
彼女は夢を実現する為に、4月から専門学校に行くことが決まっていて、2月から3月まで期限付きで働いてもらいました。
夢を実現する為に新しい一歩を踏み出すから、送別会でなく”がんばってね”会です。
彼女には期待以上に”いい仕事”してもらいました。社会人としてのマナーや責任感も申し分なく、面倒な仕事もいやな顔ひとつせずにたんたんとコツコツと仕上げてくれました。
こちらが期待していた以上のレベルで仕上げてくれるので、働きはじめてすぐに弊社にとってなくてはならない人になりました。
また、今日は医療関係者の新人さんたち160名ほどに向けての「接遇と倫理」という研修で講師を務めてきました。
そこでも「相手の期待以上の仕事をする」ことの大切さを話しました。私たちが報酬を得て仕事をする以上、新人であってもベテランであっても、正社員であってもアルバイトであっても、お客様はプロとしての仕事を期待しているのだと思います。
もこちゃんの仕事ぶりは、あらためてそういう職業人としての責任と誇りを、思い起こさせてくれるものでした。
彼女が抜けた穴をどうやって埋めるかは頭の痛いところですが、近い将来、夢を実現したもこちゃんとまた一緒に働ける日が来るでしょう。それが、とても楽しみです!
たたみかける会話
久しぶりにモスバーガーでランチをしました。12時少し前だったので注文カウンターはすいていました。
何にしようかなぁと考えながら眺めていると、早く早くとせかすかのようにすぐに「ご注文はお決まりですか?」の声。なんとなく決めかねていたので、目に付いたものに決めてオーダー。
するとたたみかけるように「セットになさいますか」「どのセットになさいますか」「お飲み物は何になさいますか」の連続質問。確かに流れるような接客ではあるのですが、ゆっくり考える暇を与えてくれず、「さっさと注文してください」と言われているような気持ちになりました。
そういえば、入口をはいったときから気になっていたのが、小さなビデオカメラで大っぴらに注文カウンターをずっと撮影している男性。そうか、きっと新人教育か何かのために撮影していたのでしょう。
できれば、頭の中のマニュアルを棒読みするだけの”第一の輪”のコミュニケーションは、客の視点からみるとあまり嬉しいことではないことを気づいてもらいたいな、とおもったできごとでした。
「僕たちにたくさん声かけをしてください」
弊社では、NPO法人地域ケア交流会*が鹿児島市の委託を受け実施した「鹿児島市介護人材定着マネジメント支援事業」で、コーチングに関わる分野のお手伝いをいたしました。(管理者情報交換会やコーチング講座を担当いたしました)
そして、3月25日に当事業の報告会が開催され、私もシンポジストの一人として参加いたしました。
このブログのタイトルは、他のシンポジストの方がおっしゃったことです。その方は、20歳代前半の男性で高齢者介護施設で働いておられます。とても生き生きと、誇りとやる気を持って仕事に取り組んでおられました。その中でおっしゃったのが、「声かけ」をしてもらえるとうれしい、やる気が出る、ということでした。
介護の現場は様々な困難があり、離職率が高いというのが現状のようです。しかし、彼のように活気をもって働いているという話をお聞きすると、行政に働きかけるとか賃金を上げるとか勤務時間を改善するというような取り組み以外にも、何かできることがあるのだろうと思います。
私は管理職研修などで、「部下ができていることを認めそれを言葉にして伝えましょう」と言っています。彼が「『今日も大変だったね、お疲れ様』という一言でいいから、声かけがあればまたがんばれる」とおっしゃるのをきいて、とてもうれしくなりました。
会全体の運営も大変素晴らしく、この事業はきっと、介護現場で働く方たちが少しでも楽しく働けるきっかけになるのだろうと思いました。
*特定非営利活動法人地域ケア交流会は、鹿児島市から「鹿児島市介護人材定着マネジメント支援事業」の委託を受けました。 介護職員が意欲を持って働き続けられる職場作りを支援いたします。(・介護現場の調査・相談の場の設置・研修会の開催等)