新社会人
気がつけば3月ももう10日をきっていますね。真新しいスーツを着込んだ初々しい新社会人が街に見られるようになるのももうすぐです。毎年少し緊張した表情を見るたびに、こちらも気分があらたまります。
ところで私ごとですが、姪のうち2名がこの4月に新社会人になります。一人は県内ですが、もう一人は青森市に赴任が決まりました。まだまだ地震の影響が続く東北地方への赴任ということで、家族は大わらわです。
引っ越し荷物を送ろうにも、いつ到着するかわからないし、災害復旧支援物資を送るのが最優先だから、不急の荷物は後が良いだろうということで、飛行機に乗るときにとりあえず持てるだけの荷物を持って行くことになりました。
周りの心配をよそに本人は淡々としていて、まぁ、なんとかなるだろうといった風情です。
初めて家族を離れて、なかなか帰ってこれない遠くの土地で、しかも震災による影響で不便もあるだろう、そこへもってきて、職場での人間関係で悩んだり仕事で失敗して落ち込んでしまうんじゃないか、などと、要らぬ心配をしてしまうのは、これまで艱難辛苦、色々な経験をしてきた社会人としての先輩達です。
でも、自らそういう経験をすることも、成長にはとても大切なこと。そして、前もって敷かれたレールの上だけを走っていくよりは、そういう経験が強い人間に育ててくれる貴重な先生にもなると思います。
姪に限らず多くの新社会人のみなさんに、たくさん失敗して立ち直ってどんどん力強い人に成長していっていただきたいと願っています。
2011-03-22