気配りの一言 鹿児島市営バス 菊永 俊大さん
今日は事情があってバスで出社。いつもの鹿児島市営バス11番線ですが、とても気持ちのいい運転手だったのでご紹介したくなりました。お名前は菊永 俊大さん。
待っていたバス停についたそのスピーカーから一言、「お寒いところ長らくお待たせいたしました」と。実は1分も遅れていないのですが。
菊永さんは、バス停に着くたびに外のスピーカーに切り替えて、同じように話していました。車内アナウンスでも同様で、「しばらく揺れます、おつかまりください」「カーブします、お手回り品にお気を付けください」降りる小学生には「いつもありがとうね」大人には「ありがとうございました」と声をかけていました。
乗客を運ぶという他の運転手と同じ仕事をしているだけなのだけれど、このアナウンスのおかげで心なしか車内の空気がなごんでいたように感じました。また、そのアナウンスをしている菊永さんの表情も明るくて楽しんでいるように見えました。仕事というのはこういう風にするものなのだな、と思います。
大震災の重苦しいニュースを聞くことが多いこの数日間であるだけになおさら、とてもすがすがしい一日の始まりになりました。
2011-03-16