心の中に生きるということ
東北太平洋沖地震で騒然としていた先週土曜日、甲南高等学校の校長先生のご葬儀に参列してきました。校長先生はまだ60歳前で、これからもご活躍を期待される、本当に惜しまれるご逝去でした。
亡くなられる前日までお元気で会話を交わされていらしたとのことで、ご家族や学校関係者の皆様のご心痛や驚きは大変なことであろうと拝察しております。
弊社は、国際交流ボランティアで高校生の交換留学をサポートする活動をしていますが、その受け入れ校としていつもお世話になっており、それだけでなく、2009年11月には生活指導研究協議会で講師としてお招きいただくなど、仕事上でも大変お世話になっております。
留学生受入れのお願いでうかがった時、本題の話はそこそこにして、最近の高校生の保護者の話や若い先生たちとの価値観の違いなどについて、1時間以上会話をさせていただいたことを思い出しました。いまでも、そのお話の内容は鮮明に記憶しています。
また、数人の弔辞の最後に甲南高校の生徒会長からの弔辞がありました。そのなかで彼女は、これまでに校長先生からかけられた愛情あふれる言葉の数々を、いとおしむ様に大切そうに話してくれました。きっと、これから長い人生で困難な時や感動する時、きっと何回もこの言葉を繰り返し思い出すのでしょう。
普段話している言葉、それは受け取り方によっては、遠く離れても何年たっても、心の中で生き続けるものなのだろうと思いました。
謹んで校長先生のご冥福をお祈りいたします。
2011-03-14