ジョブカードについて取材受けました
南日本新聞社会部の記者さんから3日に依頼を受け、5日に取材を受けました
新しくスタートしたジョブカード制度の、キャリアコンサルタントとして、求職者へジョブカードを発行する立場から、現状についてなど・・・
ジョブカードはご存知の方も多いと思いますが、若年者(概ね35歳未満の”就職氷河期”に新卒となった世代)や子育ての終わった女性など、キャリア教育を受ける機会が少なかった求職者を対象に、職業教育訓練機会を(既存の教育施設訓練や企業内訓練による)設け、エンプロイヤビリティ(雇用されやすさ,雇用され続ける能力)を身に付けていただくのが主な目的とされています。
これから各方面の努力と連携により、ニート・フリーター問題,団塊世代定年による労働力不足問題などへの効果が期待されていますが、スタートしたばかりの制度で、現場は試行錯誤の中、早急な対応を進めています。
インタビューでは、以下のような点についてお話しました
・求職者だけでなく、受け入れる側の企業も受け入れるために、能力体系の整備や、評価制度の充実、評価方法の確立など、やるべき事がある
・ジョブカードは作成することより、作成するプロセスを通して、求職者本人にとって幸せな、納得いく職業人生を意識し、自発的で前向きなキャリア形成に有用である
・求職者一人一人が、問題を解決し、望む結果を手に入れるための力を持っている
・一人で考えるだけでなく、本やインターネットでの様々な情報収集や、たくさんの他人の話を聴きつつ、自由に何らかの方法(ノートなど)で書き出してみるとより効果的である
・ジョブカードの有効な活用方法を、誌面や講座などで紹介していくとより効果的である
などなど・・・
記者の方も、この制度をより良いものにするために広く社会に伝えようという態度で前向きに捉えてくださり、非常にありがたく感じました。
記事は、他の関係各機関のお話もお伺いした後、まとめて書きますということでした。
また、取材後、改めて学生のうちからの早期キャリア教育の必要性や、就業中の方に対するキャリア教育やメンタルヘルスの重要性についても思いを巡らせることも出来ました。
本当に良い機会を頂きました。