コーチングの事例:時間を上手くやりくりしたい
ご相談:
Yさんは、10年以上同じ店舗の責任者として、10人ほどの仲間と働いている。パートで特に役職は無いが、役割としては後輩の指導的立場にいる。とにかく、忙しくて一生懸命やってもいつも期限に追われてしまう。
コーチングの会話:
とにかく面倒見の良いYさん。後輩からの頼まれごともいやな顔せず引き受けてしまう。そのため、子どもとの待ち合わせに遅れたり、大切な用事を忘れてすっぽかしたりしてしまう。
「10分前行動」(約束の時間ギリギリではなく10分前に着くようにする)ということを目標にしばらくやってみたが、結果はあまり良くない。
原因は、時間が有ると思うと、ちょっと電話をかけてみたり、1分だけ!といいながら後輩の相談にのってしまっている。
「余裕」の為に「10分」という時間をつくったが、そのスペースにも1分単位で用事を押し込んでいることに気づいた。
行動変容:
「スペースに何も入れない」ことを決めた。それにより、余裕ができ行動の質が上がった。また、「1分単位でできる思っている事柄は、時間を決めてまとめて対処する」ように行動変容。1分で終わらなくても、焦らずにすみ精神的にも安定し、こちらの行動の質も改善した。
2008-10-28