地震の影響ー留学生来日延期
わたしたちがボランティアを行っている、公益財団法人AFS日本協会の来年度受け入れ生約250名は、世界中から来週23日に来日(鹿児島入りは26日)することになっていました。
しかし、今回の震災で来日を少なくとも8月まで延期することになりました。拙宅にも上海からの16歳の女子高校生が10ヶ月間滞在する予定でしたが、来られないことになりました。
もちろん、西日本には直接的な被害はなく、西日本だけでも受け入れられるということは分かっている上での決定です。東京にある日本の事務局で,慎重な審議の結果難しい苦渋の選択をしたようです。
AFSの組織は世界中50カ国以上に事務所があります。海外から見ると、日本の原子力発電所の被災状況とその後の事故に関して、大きな危機感を抱いていて、そういうリスクのある国に派遣するのはしばらく控えたいということのようです。
日本は安全ということとアニメ人気で、世界中のAFS留学希望者が多い受入国でした。
しかし、(たしかに小さな島国ですから)どんなに理解を求めようとしても、放射能汚染がすぐに広がる程度の小さな国というように見られるのかもしれません。
受け入れを楽しみにしていただいていたホストスクールの皆様も、がっかりさせてしまいましたが、非常事態なので、とご理解いただきました。
すべてが落ち着いてから、8月にあらためてきてくれるのを、楽しみに待とうと思います。
2011-03-15