SV(スーパービジョン)による気付き
先日、自分自身のキャリアカウンセリングの場面を検証して頂き、面談の在り方やスキルを見直す、スーパービジョンを受ける研修がありました。
キャリアカウンセリングを実施する者は、クライアント(お客様)に質の高い面談を提供するために定期的に受ける必要があるとされています。
今回は、NPO鹿児島キャリア形成支援センターの呼掛けで8名の受講者を募り、(株)テクノファを通じて、JCC(NPO日本キャリアカウンセリング研究会)代表理事の今野能志先生にスーパーバイザーとして鹿児島に来ていただきました。
キャリアコンサルタントを志した頃からお世話になっている先生ですが、東京と鹿児島では頻繁に教えを乞う事も叶いません。約1年ぶりの再会でしたが、お忙しい中、東京⇔鹿児島を日帰りの強行軍で来て下さり、ゆっくりお話しする時間は取れませんでした。
事前にお送りしていた逐語録(面談の内容を一言一句逃さず文章に起したもの)を基に、受講生一人一人に的確なフィードバックをしていただきました。普段、自分の面談をきちんと振り返る機会は、なかなか作れません。受講した皆さん、かなり緊張しながら受けつつも、それぞれにとても大きな気付きや、自分の中にある引っ掛かりがとれ、腑に落ち、大きな成果や今後の課題を手に入れたようです。
私の面談の中で指摘して頂いたのが 「無意識に解らないものをごまかしている」 というものでした。『無意識』ですから、当然、自分では気付いていない部分です。そこを修正していくのには、とても時間が掛かることが予想されます。一つ一つの面談を振り返り、クライアントの言葉を丁寧に丁寧に丁寧に、繰り返し理解しようとし続ける必要があります。これはコーチングにも大事なことです。とても大きな課題を手に入れることが出来ました。
まさしく“日々是鍛錬”,“日々是精進”です。クライアントにとって真の意味で有益な面談ができるように、また、このような研鑽の機会が鹿児島でもっと作れるようにすることも含めて、やらなければならないことはたくさんあると実感しました。