『叱る』の前にできること~感動の長文~
先日、某小学校のPTA新聞(正式名称は失念してしまいました、すみません)に、『叱る』と『怒る』について、記事を書きたいからインタビューしたいというお申し出をいただき、おうけしました。
そのとき『叱る』や『怒る』の前に、できることがあるのではないでしょうか?というお話をしました。
「相手は子どもだから」と下に見るのでなく、一人の人間として尊重し話しあい、できていることを認める、ということを『叱る』の前にやってみることをお勧めしました。
そうすれば『叱る』回数が減って、ついつい叱ってしまい後でいやな気持ちになるお母さんのメンタルヘルスにもいいのではないかと。
↑ここまでは、インタビューをおうけしました、という記事です。
↓ここからは、インタビュー内容を記事にする広報担当の方の、その後の感動的なお話です。
これからご紹介するMAILは、とても軽々と書かれていますが、これまでのお母さんとしての悩みと、それがちょっとしたキッカケで解決できた(または、解決の糸口がつかめた)ことの喜びが、まっすぐに伝わってきました。
コーチング・コミュニケーションのもつ力の素晴らしさを改めて感じることができたできごとでした。
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第1話(MAILでいただいた内容を、ご本人の承諾を得て転載しています)
先日の取材で聞いたお話を長女にさっそく実践しています。
もちろん、すぐにガラっと変わった訳ではありませんが、1時間以上かかっていた漢字の書きとリを15分以内で済ませるようになりました。
空いた時間で好きな本を読んだりテレビを見たり。
「課題をキチンとこなす楽しさ」をやっと会得したようです。
怒る回数も半分以下に減りました!
もちろん、変わったのは長女だけでなく私の気持ち(と、やり方)もあるのでしょうけど。
こんな喜びが、この記事で伝わればいいな…と思っています。
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第2話(この内容をご紹介して良いでしょうか、という私からの問いあわせに対するお返事でいただきました)
(一部略)
参考までに。
長女のマイペースぶりは昔から有名でして。
「やる気がなくて某有名音楽教室で暗に退学を勧められた(前代未聞らしい…)」とか。
「幼稚園入園式の時に座っていられず、舞台にあがり、挨拶する園長先生の隣に立っていた。」とか。
「1年の1学期には授業中に課題が終わらず、毎日昼休み返上で課題をやっていた。」とか。 最近では「算数のテストで先生が『早く終わった人は裏に先生の似顔絵を描いてね』といったところ、確かめもせずにテストを済ませ、裏面にカラーで素晴らしい似顔絵を描いた。(ちなみにテストは50点(T T))」とか。
伝説は数々。私も人からいろいろ聞くたびに「すみません」の連続でした。担任の先生にもたびたび呼び出されましたし、正直「発達障害」を疑って専門機関に相談したことがあるほどです。
それが、こんなきっかけで解けてしまう問題だったとは!!
最近は習い事の練習も自分から進んでやっている時もあります。
(もちろん、大げさすぎるほど褒める。)
某音楽教室から「向いてない」のレッテルを貼られたピアノも、半年前に別な教室で再開。なんと、ただいま両手で歌いながら弾いてます。
(これは先生とダブルで褒める。ホントに目覚しい進歩らしい)
(中略)
今だったら、あのテストの裏のカラー似顔絵、私が花丸して100点をつけてあげられるのにな~。 もったいないことをしました。
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